【和訳】Radiohead – Yes I Am

動画

CD音源

アコースティックVer.

歌詞&和訳

I resent you calling
おまえが俺を呼ぶことに腹が立つ
I resent your voice

おまえの声にも腹が立つ
I resent that I don’t have a choice

俺に選択肢がないことにも腹が立つ
Anywhere I go

俺がどこに行こうとも
You are always there

おまえはそこにいる
Outside the car or in my hair

車の外だろうが髪の中だろうが

I think I’ve been here before
前にもここに来たことがある気がする
Yes, I’ve been here before

そうだ、前もこうなったんだ
The last time you locked all the doors

おまえが最後にすべてのドアの鍵を閉めた時だよ
And I resent you calling
だからおまえが俺を呼ぶことに腹が立つ
I resent your voice

おまえの声にも腹が立つ
I resent that I don’t have a choice

俺に選択肢がないことにも腹が立つ

And yes, I am willing
ああそうだ、喜んでやってやる
Yes, I am

ああ、やるよ
I am

やる

Think I’ve told you once
いつだったか言ったことがあったよな
Think I needed advice

俺にはアドバイスが必要だったんだ
You were such a help, that’s very nice

おまえは本当に助けになったよ、素晴らしい程にね
Think I’ve been here before

前にもこんな経験をしたことがある気がする
Yes, I’ve been here before

そうだ、前もこうなったんだ
But this time I kick down your door

だけど今回はおまえのドアを蹴破ってやる

Yes, I am willing
ああ、喜んでやってやる
Yes, I am willing

ああ、喜んでやってやる

和訳リンク

曲情報

 「イエス・アイ・アム」はおそらく1993年3月の「ポップ・イズ・デッド」セッション中に録音された。バンドが米国で成功を収めた後にリリースされた『クリープ』の再発盤のB面としてフィーチャーされた。

 トムとジョニーは1993年6月下旬、ニューヨーク市に本拠を置くウェストウッド・ワン・ラジオ・ネットワークによるシンジケート・ラジオ番組「オン・ザ・エッジ」でこの曲を初披露した。

 「イエス・アイ・アム」はパブロ・ハニーのツアーの最後の3分の1の間にライブで数回演奏された。パブロ・ハニー後のこの曲の唯一知られているライブ・パフォーマンスは、1994年6月8日に川崎で行われたバンドの初来日ツアー中に行われた。

解釈

 この曲の語り手はこの相手と仲が良く(女友達 or 元彼女)、彼女に想いを寄せていたが、あるタイミングで拒絶されてしまう。

The last time you locked all the doors
おまえが最後にすべてのドアの鍵を閉めた時だよ

 そのことで語り手は大きなショックを受ける。語り手は彼女のことを忘れようとするが、何度も彼女のことを思い返してしまう。

I resent you calling
おまえが俺を呼ぶことに腹が立つ
I resent your voice

おまえの声にも腹が立つ
I resent that I don’t have a choice

俺に選択肢がないことにも腹が立つ
Anywhere I go

俺がどこに行こうとも
You are always there

おまえはそこにいる
Outside the car or in my hair

車の外だろうが髪の中だろうが

 「you calling」(おまえが呼ぶこと)は実際に彼女が「電話をかけてくる」わけではなく、語り手が彼女のことを考えないようにしたいのに、考えさせられてしまっていることを表現した言葉。ちなみに日本版CDの和訳カードでは「お前の電話」となっていた。

 「選択肢がない」のは否が応でも彼女のことを考えてしまうから。

 「俺がどこに行こうとも / おまえはそこにいる / 車の外だろうが髪の中だろうが」という部分を見れば実際には起こっていない主人公の頭の中だけの出来事だということがわかる。

You were such a help, that’s very nice

 この部分は皮肉。実際は助けにならなかった。

 そして彼女のことを振り切ろうとしても振り切れず、四六時中彼女のことを考えて怒りを膨らませた彼が出した結論がこちら。

But this time I kick down your door
だけど今回はおまえのドアを蹴破ってやる

最後の歌詞はwary?willing?weary?それとも…

 この部分の歌詞は、確認できた限りでは4種類のパターンが存在した。

Yes, I am wary
そうだ、俺は慎重なんだ

 ファンサイトを含め、海外のサイトではwaryとしているところが多かった。文脈的には少し考えさせられる。

Yes, I am willing
・ああ、俺はやる
・はい、喜んで

 インタビュー情報などが豊富に載っている信憑性の高い海外のファンサイトの1つはwillingとなっていた。文脈的にはばっちり。

Yes, I am weary
そうさ、俺は疲れてる

 日本版CDに記載されている歌詞と和訳がこちら。日本の歌詞掲載サイトもこの日本版CDに記載された歌詞をソースにしていて、wearyを採用しているところが多かった。

 他にもYes, I amだけで[wary/willing/weary]を記載していないサイトもあった。

 当ブログでは文脈的に最も自然なwillingを採用した。