【和訳】Radiohead – Dollars and Cents

動画

歌詞&和訳

There are bad things to talk about
悪い話もある
Be constructive

建設的になるんだ
There are weapons we can use

使える武器がある
Be constructive with your blues

君の憂鬱を使って建設的になるんだ

Even when it’s only warnings
警告を発してるだけのときでも
Even when you talk the war games

戦争ゲームの話をしてるときでも

Oh why don’t you quiet down? (maybe I want peace and honesty)
ねぇ静かにしてくれない? (たぶん僕は平和と公正が欲しいんだ)
Why don’t you quiet down?

ちょっと静かにしてよ
(Maybe I want to live in the children’s land and you know maybe, maybe I)

(たぶん僕は子供の国に住みたいんだ、そして君はたぶん、たぶん僕は)
Why don’t you quiet down?

静かにしてくれないか?
(Maybe I’ll wander the promised land I want peace and honesty)

(たぶん僕は約束の地を彷徨うかもしれない、平和と公正を求めて)
Why don’t you quiet down?

静かにしようよ
(I want to live in the promised land and maybe wander the children’s land)

(僕は約束の地に住みたいんだ、そしてたぶん子供の国を彷徨うんだ)
Quiet down (yeah, and there, there we can free)

静かにしろよ!(ええ、そこは、そこは僕らが自由になれる場所だ)

You don’t live in a business world and
君はビジネスの世界で生きてるわけじゃないんだから
You never go out and you never stay

出ていくこともとどまることもできないだろ
We won our goals in a liberal world

僕らは自由な世界で目標を達成したんだ
Living in times when I could stand it, babe

耐えられる時代に生きているんだ、ベイビー

All over, baby’s crying
ずっと、赤ちゃんが泣いている
It’ll all be, baby, I can see out of here

ここからすべてが、ベイビー、どうなるかが見えるよ
All over the planet’s dead

この星の全てが死んでいる
All over the planet, so let me out of here

この星の全てが、だから僕をここから出してくれ
All over the, all over the, all over the, all over the

至る所で、至る所で、至る所で

We are the dollars and cents and the pounds and pence (quiet down)
僕らはドルにセントにポンドにペンスに
And the mark and the yen, and yeah

(静かにしてよ)
We’re gonna crack your little souls (why don’t you quiet down?)

マルクに円、そう、それでね、君らのちっぽけな魂をかちわっていくんだ
We’re gonna crack your little souls (why don’t you quiet down?)

(ねぇ静かにしてよ)
We are the dollars and cents and the pounds and pence (why don’t you quiet down?)

僕らはドルにセントにポンドにペンスに
And the pounds and pence, and yeah

(静かにしてくれないか?)
We’re gonna crack your little souls

マルクに円、そう、それでね、君らのちっぽけな魂をかちわっていくんだ
Crack your little souls

(ちょっと静かにしてよ)

We are the dollars and cents
僕らはドルにセントなんだ

和訳リンク

曲情報

 「ダラーズ・アンド・センツ」は2001年に発売されたレディオヘッド5枚目のスタジオアルバム『Amnesiac』に収録された曲。

 カナダのジャーナリストであるナオミ・クラインが1999年に発表した反グローバリゼーションの本『No Logo: Taking Aim at the Brand Bullies』(邦題:『ブランドなんか、いらない』)にトムが触発されて書いた曲である。

訳に関して

 この曲の歌詞は未だに公式に正確な歌詞が発表されておらず、ファンサイトでも掲載されている歌詞が違っている。歌詞掲載サイトの大手であるGeniusですら間違っていると思われる箇所があるため、当ブログの掲載歌詞はいくつかのサイトに掲載されていた歌詞を良いところ取りした。

冒頭の歌詞から謎

 まず冒頭の歌詞から意見が分かれている。

  1. There are many things to talk about (話すことがたくさんある)
  2. There are things to talk about (話すことがある)
  3. There are bad things to talk about (悪い話もある)
  4. It ain’t nothing to talk about (話すことは何もない)

 このようにサビ以外のほとんど全ての歌詞で意見が分かれている。

ライブバージョンで特定する試み

 ライブバージョンなのでスタジオ録音と歌詞を変えて歌っている部分もあるが、ヒントにはなるだろう。

冒頭はbad thingsだった

 まず先程挙げた冒頭の歌詞をスタジオ録音の音源よりもはっきりと歌っており、「There are bad things to talk about」と言っていることがわかる。

絶対に正解な歌詞

 「constructive」のような、これしか正解がないような単語も、コメントで「Be constructief」とファンにいじられるくらいトムは不明瞭に歌っている。確かにvの発音が明らかに抜けている。

無法地帯

You don’t live in a business world and
You never go out and you never stay

We won our goals in a liberal world

Living in times when I could stand it, babe

 この部分はライブバージョンでも全く聞き取れない無法地帯。もう諦めよう。

日本版CDの和訳カードが癖強

 これ程までに訳者の苦悩がうかがえる和訳があっただろうか?いや、ない。

その他の動画

 このライブバージョンでは「neighborhood」と言っているように聞こえる。しかし、geniusの歌詞には「neighborhood」の文言はない。日本版CDの和訳カードには「となり近所」という訳が盛り込まれているが、案外正解しているかもしれない。CD音源の方は「neighborhood」から遠い気がしたが。

 このライブバージョンでも「neighborhood」と歌っている。

burn down the neighborhood」(近所を焼き払え)