【和訳】Radiohead – Kid A

動画

歌詞&和訳

[Verse 1]
I slip away

僕はこっそりと抜け出す
I slipped on a little white lie

些細な罪のない嘘の上を転げ落ちたんだ

[Verse 2]
We’ve got heads on sticks

僕らは頭を串刺しにされている
And you’ve got ventriloquists

そして君には腹話術師がいる
We’ve got heads on sticks

僕らは頭を串刺しにされている
And you’ve got ventriloquists

そして君には腹話術師がいる

[Verse 3]
Standing in the shadows at the end of my bed

ベッドの端の影に立っている
Standing in the shadows at the end of my bed

ベッドの端の影に立っている
Standing in the shadows at the end of my bed

ベッドの端の影に立っている
Standing in the shadows at the end of my bed

ベッドの端の影に立っている

[Outro]
The rats and the children will follow me out of town

ネズミと子供たちが僕を追って街の外へ出て行くだろう
Rats and children follow me out of town

ネズミと子供たちが僕を追って街の外へ
Come on, kids

さあ、子供たち

和訳リンク

曲情報

 「キッドA」はイギリスのロック バンド、レディオヘッドが2000年10月2日にパーロフォンからリリースした4枚目のスタジオアルバム『キッドA』に収録した曲。プロデューサーはナイジェル・ゴドリッチ。

インタビュー情報

彼(トム)は、ささやくようなエレクトロニックなタイトル曲に込められた識別不能な言葉を「これまで歌った中で最も凶悪なもの」と評している。

[…]

Q:タイトルはカール・ステッドマンの著書『Kid A in Alphabet Street』からの引用ですか?

トム:いや、ただ上手く機能しそうだと思ってつけただけだよ。最高の作品っていうのは大抵そういうものだと思う。何か具体的なタイトルをつけると、ある意味それがレコーディングの推進力になることがよくある。僕は意味のないものが好きなんだ。それについては、いろんな奇妙なアイデアが思いついたけど、僕が好きなのはどこかの道を踏み外した科学者が遺伝子操作によって初めて完全なクローンの赤ちゃん、キッドAを作ったというアイデアに基づくものだよ。僕は確信してるけど、きっとそれは実際に起こったことだよ。今は違法だけど、どこかですでに行われたはずだよ。
オブザーバー紙、2000年10月1日号

トム:僕がメロディを書かずに、マイクに向かってしゃべって、ジョニーがメロディを弾いたトラックがあるんだ。キーボードが歌っていて、僕がやっているのは帽子から選んだ言葉を口ずさむだけなんだ。

Q:それはアルバムタイトル曲の「Kid A」のこと?

トム:(質問を無視して)それから、アコースティック・ギターを持って部屋に座って琴線に触れるような、いわゆるソングライティングと呼ばれるようなことはあまりなかった。それよりも編集の方がずっと重要で、いろいろなものを集めて、コンピューターやテープ・マシンに放り込んで、映画か何かを編集するように、後で首尾一貫したものにするんだ。でも実際には、最終的に出来上がるのはやはり曲なんだ。
ホットプレス、2000年10月11日、9月のインタビュー

声をインストゥルメンタルのテクスチャーに変え、エフェクトを介して他者化することで、ヨークは「普段は歌わないようなことを歌えるようになった」と言う。「”キッド A”の歌詞は本当に残酷で、恐ろしいもので、そのままじゃ歌えない。でも、彼らに話して、それをジョニーのオンド・マルトノを通してヴォコーダーで歌うことで、メロディーさえ気にせず歌うことができたんだ。それは素晴らしかった。この曲には答えられないという感じだった」
ザ・ワイヤー、2001年7月

スティーヴ・ラマック:トラック2は、信じられないほど不気味な曲、「Kid A」だね。
トム:不気味だと思う?
スティーヴ:ああ、本当にそう思うよ。それが確かかどうかはわからないけど…曲の中で出てくる言葉やフレーズがあるんだけど、「heads on sticks」(棒に刺さった頭)っていうのが本当に不気味なんだ。
トム:それは帽子の中から出てきたんだよ。
スティーヴ:そうなの?帽子から抜き取ったってこと?
トム:いや、帽子の一つだよ、ほら、シルクハット。
スティーブ:ああ、本当に?
トム:帽子から引っ張り出…僕はかつて…もう一つ、まだ話してないことがあるんだけど、要するに、僕は2年間ライターズ・ブロックを抱えていて、ライターズ・ブロック時代の言葉はすべて、実際すぐに捨てたわけじゃなく、このシルクハットの中に入れていて、ジャムをしているときやスタジオで何かをしているとき、何を歌えばいいのか分からないときにいつもこの帽子から何かを取り出していたんだ。
スティーヴ:本当?
トム:ああ、クールだったよ。うん、昔は素晴らしいものを手に入れていたね。
BBCラジオ1、ラマック・ライブ、2000年9月18日